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元旦は

元日、朝からお友達のお宅へご招待を受けて「ザ・お正月」を体験してきました。

玄関で新年のご挨拶をして中へ入ると金屏風!
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この前に座って亭主(家長)と改めて新年のご挨拶を交わし、お屠蘇を頂きました。
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その後は、ダイニングでお箸に名前を書いてもらい渡されます。
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本来は本人を前に、こうやって書いて渡すらしく…。
前もって書いておくんじゃないのねー。知らなかったぁ。(^^ゞ

関東ではお節に出ない、鯛の尾頭付き。
しかも最高級と言われる明石の鯛を軽井沢へ持参された。
「ツルヤでは売ってなくて、驚いたわぁ。」とおっしゃってました。確かに無い。
京都ご出身の現在は神戸にお住まいで、関西方面では当たり前なんだそうだ。
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お節料理は全部手作り。
お雑煮は白味噌に丸餅。
私、東京出身なので鳥の出汁にお醤油味のお雑煮しか食べた事がない。
白味噌仕立てのお雑煮は、やさしーい、まろやかなお味で美味しかった。
中に入っている大根、人参も丸いスライスしたもの。全部丸で揃えるんだそう。
写真が無いけど、この他に豪華お刺身、エビ、蕪漬け、お赤飯、などなどたくさんのお料理が並んでいました。

こちらのお宅は3人娘さんがいて、これまた全員長男とご結婚をされているから元旦はみんなそちらのご家族へ…。
で、パパさん、「ウチはどうなるんだぁ!」って事になって話し合いの結果、1年置きに旦那様のご実家と交代で過ごす事に決めたんだそうだ。
去年は3人の娘さん一家全員が軽井沢に集合。私達もお誘いしようと家まで来て下さったのだが、たまたま外出していて声をかけられなかったのだそう。
で、今年は私達と4人で元旦を過ごす事になったのだ。
来年はまた娘さんご家族達が集合するので十数人…。金屏風前でご挨拶をしてお屠蘇、1人ひとりの箸袋に名前を書いて…。
お孫ちゃんにはこの時にお年玉を渡すんですって。
これが終わるまでに2時間くらいかかるんだよねぇ。かなり大変だ。

元旦の朝、男子は子供でも全員お水で沐浴をし体を清める事から。
いろんな日本の文化が消えて行く中、最低限の伝統は受け継いでいきたいとおっしゃる。さすがだね。

お節の中のお料理にも意味があると説明してくれたのを聞くと…。
雰囲気だけでもと、重箱の中に和洋折衷のお節になりがちな我が家だけど、やっぱり和にするかと思ったり…。
「豆は、マメマメしく働きなさい。」とかね。
お節には黒豆。って言う先入観だけで、なーんにも考えていなかった私なのだ。(^^ゞ
ってこんな事を書くと、実家の母から「教えた事は何度もあるわよぉ。」って電話がかかってきそうだ。大汗

いろんな意味で、いい勉強になった元旦でした。

PS. こんなにお正月らしいお正月を過ごしてお節料理を頂いたら、自分で用意したお節料理は、どうでも良くなってしまって…。
なーんにも手をつけていない有様ですぅ。
by tomoekara | 2011-01-03 11:33